■設計のポイント
日本のみち(道と広場・風味萬感)
●やわらかな街へ
樹木、草、土、玉石、瓦、木材、水などのやわらかな素材とやわらかな空間構成が、のどかで楽しい雰囲気をつくりだす。
●歴史を物語るみちーなつかしく、愛着のもたれるみち 玉石の道、くわ、茶、宿場のようなしかけが、人それぞれの思い出を呼び起こす。たとえば鎌倉時代からつづいた大山街道を。たとえば、谷沢川のせせらぎを。
設計 | 象設計集団・計画技術研究所 |
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施工 | 会津工業、中州工務店、三景園、 中瀬庭芸事務所、山田脩二 |
工期 | 〜1986年 |
道の素材選び 絶対条件5ヶ条 1) やわらかいこと…足にここちよく、月日とともに色、形とも変化すること
2) 存在感があること…ただし光、雨等によって時として透明となり、全く存在感が消えること
3) 朝、夕、四季等、時の移ろいに敏感なこと
4) 土地の記憶をとどめているか、またはとどめうる材であること
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5) 無彩色か、それに近いこと、または自然の材の色をしていること
橋口裕康(象設計集団・代表)